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Unplug(電源オフ)の力

  • 執筆者の写真: Yasuhiro Yamana
    Yasuhiro Yamana
  • 3月30日
  • 読了時間: 4分

Unplug(電源オフ)の力

「ほとんどのものは、数分間電源を切ると正常に戻ります。あなた自身もその一つです。」 ー アン・ラモット(アメリカの作家)


◎ 情報に囲まれた今こそ、意識的な「オフ」を

私たちは毎日、画面と向き合って暮らしています。仕事、連絡、エンタメ、そして目覚まし時計まで――スマートフォンやパソコンが生活の中心にあると言っても過言ではありません。

でもこの“ずっとつながっている”状態は、私たちの心や頭に知らず知らずのうちに負担をかけています。情報が多すぎて集中できない、気づけばずっと気が休まらない…。そんなときこそ、少しだけでも「電源をオフ」にする時間=“Unplug(アンプラグ)”が、心と体のリセットにとても効果的です。


◎ 世界アンプラグデー(Global Day of Unplugging)って?

毎年3月の第1金曜日の日没から、翌日の同時刻まで行われる「世界アンプラグデー」。 この日をきっかけに、私たちはデジタル機器から離れて過ごすことで、「画面がないときにこそ得られる豊かさ」に気づくことができます。


◎ Unplugの効用

1. 頭と気持ちがすっきりする通知やSNSで常に気を取られていると、思考が散らばりがち。しばらく画面から離れるだけで、頭が整理され、アイデアも浮かびやすくなります。

2. ストレスや不安がやわらぐつい見てしまうメールやSNSは、知らないうちに心を緊張させています。アンプラグの時間は、自律神経を整え、気持ちを落ち着けるのにぴったりです。

3. 仕事の効率が上がる意外かもしれませんが、画面から離れることで、逆に目の前の作業に集中しやすくなります。結果として、生産性がアップすることも。

4. ぐっすり眠れるようになる夜に浴びるスマホやPCのブルーライトは、眠りの質を下げる原因に。寝る前の「電源オフ」で、自然と深く眠れるようになります。

5. 人とのつながりが深まる一緒にいてもスマホを見てばかり…という場面、ありませんか?デバイスを置いて会話するだけで、コミュニケーションがぐっと豊かになります。

6. 創造力が高まる何もせずぼんやりする時間は、実は創造のチャンス。アンプラグによって心にゆとりが生まれ、新しい発想が浮かびやすくなります。


◎ Unplug習慣のはじめ方

1. 目的をはっきりさせる「なぜアンプラグしたいのか?」を考えてみましょう。集中したい? 家族との時間を大事にしたい? 自分の目的がわかると、続けやすくなります。

2. 少しの時間から始めるいきなり一日中オフにするのは大変。まずは夜だけ、朝だけなど、自分に合う短い時間から試してみましょう。

3. 周りに伝えておく「連絡がつかないと困るかも…」という不安がある方は、事前に家族や職場に一言伝えておくと安心です。

4. アナログの楽しみを準備しておく読書、手書きのメモ、散歩、料理など、デバイスなしでできることをいくつか用意しておくと、アンプラグ時間が楽しくなります。

5. デバイスを置く場所を決める「寝室にはスマホを持ち込まない」「食事中はテーブルに置かない」など、小さなルールを決めると習慣化しやすくなります。

6. 誰かと一緒にやってみる家族や友人と一緒に取り組むと、励まし合えて続けやすくなりますし、楽しさも倍増します。

7. 振り返りの時間を持つ「今日はどうだった?」「どんな気づきがあった?」と自分に問いかけてみると、効果を実感しやすくなります。


◎ 習慣にするためのちょっとした工夫

  • 毎週日曜の午前中だけ、スマホを使わない時間にする

  • 就寝前1時間は画面を見ないようにする

  • ランチや散歩の時間はスマホをかばんにしまってみる


今の時代、「いつでもつながっている」ことが当たり前になっています。だからこそ、自分の意思で「つながらない時間」をつくることは、とても大切なセルフケアのひとつです。

この週末、少しだけでもUnplugしてみませんか?きっと、心と体がふっと軽くなって、身のまわりの風景や人との会話が、いつもより豊かに感じられるはずです。

 
 
 

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